脚本・監督 小松 孝英
宮崎が生んだ小説家・中村地平の軌跡
宮崎県宮崎市出身の小説家、中村地平をご存じですか?
中村地平は、明治41年に宮崎の商家に生まれ、若い頃から文学に熱意を注ぎました。旧制宮崎中学校時代、佐藤春夫の作品に魅了され、台湾へ渡り旧制台北高等学校に進学。そこで塩月桃甫と親交を深め、文芸誌で創作活動を行いました。東京帝国大学進学後は、太宰治や井伏鱒二に師事し、台湾を舞台にした小説「熱帯柳の種子」で文壇にデビューしました。
その後、「北の太宰、南の地平」と言われ芥川賞候補にもなり、南方文学を提唱する著名作家となった中村地平。しかし、戦時体制下で従軍作家として派遣されたシンガポールでの出来事を機に、中村地平の人生は大きく変わります。
戦後、なぜ中村地平は中央の文壇から離れ、地元宮崎の戦後復興に力を注ぐようになったのか。その人生の転機を描くドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
宮崎の歴史と文学、そして地方創生への想いが詰まった中村地平の物語を、この機会にぜひご覧ください。
当日の、小松監督の参加は無くなりました。
脚本・監督
小松 孝英(こまつ たかひで)
1979~
宮崎県出身の美術家。
2019年に身近な近代史を再考する日州ドキュメンタリーを立ち上げる。2021年公開の塩月桃甫ドキュメンタリー映画の立案、脚本.監督を務め再評価に導いた。
【日 時】
令和6年12月7日(土)
13時30分 開始
(受付は13時00分より)
16時30分 終了
【会 場】
難波市民学習センター 第1研修室
(電話:06‐6643‐7010)
大阪市浪速区湊町1丁目4-1 OCATビル 4階
(地下鉄なんば駅・JR難波駅 下車すぐ)
参加費:1,000円
(会場でお支払いください。
お釣りの必要が無い様に予めご準備をお願いします。)