「台湾原住民族 タイワンユエンチュミンヅ の音楽と文化」国際学術シンポジウムのご案内

ポスター(PDFファイル、735KB)
http://www.jats.gr.jp/pdf/120414_0415_poster.pdf

 

プログラム(PDFファイル、213KB)
http://www.jats.gr.jp/pdf/120414_0415_program.pdf

The International Conference on Taiwan Indigenous Peoples Music and Culture

 

 世界の諸民族にはそれぞれ独自の歌曲や歌舞がある。台湾原住民族も独自の優れた歌曲と歌舞を有し、民族の生活規範や規律、神話伝説、さらには喜怒哀楽を歌曲や歌舞で伝えてきた。このような台湾原住民族音楽が生まれる背景について孫大川氏は、原住民族の村では歌が生活や祭りのなかで謡われ、歌は生活に密着した原住民文学そのものだという。今日ではさらに平埔族の民族音楽にも光があてられている。本シンポジウムはこうした「台湾原住民族の音楽と文化」をテーマにした、日本で最初の国際シンポジウムである。

 

  *台湾の少数先住民族の公式呼称は「原住民族」である 。「原住民」という名称は1994年に憲法に記され、1997年に「原住民族」に修正された。 本シンポではこの呼称に従っている。 

開催日   2012年4月14日(土)―15日(日)
会 場   天理大学、天理大学附属天理参考館
主 催   天理大学、天理大学附属天理参考館、国立台東大学
後 援   財団法人交流協会、行政院原住民族委員会、台北駐大阪経済文化辦事処、天理台湾学会、天理大学中国文化研究会
*一般公開の国際シンポジウムです。但し、通訳は二つの講演のみであることをお断りいたします。


【プログラム】   一般参加自由。入館料無料。シンポ参加費500円(資料代。2日通し)

 

4月14日(土) 会場:天理大学附属天理参考館

 

10時    受付開始

 

10時20分~10時30分 開会の挨拶 岩井孝雄(天理参考館館長)
劉 金源(国立台東大学校長)

 

10時30分~11時30分 林 清財(国立台東大学)基調講演「歌で書く―台湾原住民の歌謡伝統について―」
11時30分~11時35分 新書発表と贈呈 天理大学附属天理参考館編『台湾、平埔族生活文化の記憶』

 

11時35分~12時 吉田裕彦(天理参考館)紹介「天理参考館所蔵台湾平埔族と原住民族の文物」

 

12時~13時     (昼食)

 

13時~14時50分
【第一セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計110分)
司会:三尾裕子(東京外国語大学)
松岡 格(早稲田大学)「原住民文化の奥深さ:花文化研究からのアプローチ」
鄧 相揚(曁南国際大学)「台湾原住民的創作歌舞」
林 志興(国立台湾史前文化博物館)「原舞者與台湾原住民族楽舞的復振與発展」

 

14時50分~15時        (休憩)

 

15時~16時10分        【台湾原住民族音楽の演奏】
司会:小林公江(京都女子大学)
口琴・鼻笛演奏
少妮瑤・久分勒分(パイワン族) 
陸森寶(民族名バリワクス。プユマ族)の歌謠ほか
呉 花枝、林 志興、孫 優女、孫 大山(以上、プユマ族)

 

17時~19時     懇親会

 

【プログラム】   一般参加自由。参加費500円(資料集代として。但し、1日目参加者不要)

 

4月15日(日) 会場:天理大学第一会議室

 

9時15分         受付開始

 

9時45分~10時          開会の挨拶 飯降政彦(天理大学学長)
孫 大川(行政院原住民族委員会主任委員)

 

10時~12時20分

 

【第二セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計140分)
司会:野林厚志(国立民族学博物館)
早坂文吉(天理参考館)「パゼッヘ族の移動と現況―天理参考館収蔵台湾古地図調査をもとに―」
渡邉昌史(天理大学)「台湾原住民の土俵をもつ相撲―文化としての本質主義と異種混交性―」
梁 忠銘(国立台東大学)「台湾原住民族「教育」與「文化」政策相互關係之探析」
少妮瑤・久分勒分(パイワン伝統楽器製作吹奏講師歌手)「原住民器楽與楽器:以
排湾族楽器為例」

 

12時20分~13時20分           (昼食)

 

13時20分~15時10分
           【第三セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計110分)
司会:笠原政治(横浜国立大学名誉教授) 
陳 芷凡(国立政治大学)「「原」来有歌:台湾原住民文学 / 歌謠的対話與文化想像」
魚住悦子(国際交流基金)「“稗官”パタイの歴史小説―書かれた「正史」と語
られる「野史」」
森口恒一(静岡大学)「台湾原住民の伝承と歌謡」

 

15時10分~15時40分(コーヒーブレイク)

 

15時40分~16時40分 孫 大川(行政院原住民族委員会主任委員)総括講演「台湾原住民族の音楽と文化」

 

16時40分~16時50分 閉会の挨拶 林  清財(国立台東大学)
下村作次郎(天理大学)

事務局


日本〒632-8540  奈良県天理市守目堂町250  天理大学附属天理参考館海外民族室

問合せ先:吉田裕彦 Tel.0743-63-8414  メール:yhr@sta.tenri-u.ac.jp


日本〒632-8510 奈良県天理市杣之内町1050 天理大学国際学部下村研究室

問合せ先:下村作次郎  Tel.0743-63-7412  メール:shimomus@sta.tenri-u.ac.jp

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コメント: 3
  • #1

    バナナ@父さん (土曜日, 14 4月 2012 21:51)

    参加してきました。昨年12月の集いでお話くださった下村作次郎先生、DVD「千鷺之歌」を提供してくださった鄧相揚先生及び洪秀錦女史にお会いしました。明日も引き続き会場に行きます。

  • #2

    こま (火曜日, 17 4月 2012 19:12)

    わたしも2日続けて参加しました。台湾原住民音楽の話題を学術的に聞くことができておもしろかったです。

  • #3

    Mindao Lee (火曜日, 08 5月 2012 13:17)

    私は行かなかったのですが、みなさん、充実した2日間を過ごされましたね。