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今年春、大阪アジアン映画祭でベールを脱ぎつつも、全国ロードショーが未定でした台湾映画超大作『セデック・バレ』が、2013年春、オリジナル通りの2部作でついにロードショーが決定!提供は、『海角七号』や『父の初七日』で、台湾ファンにはおなじみの、株式会社マクザムさん!
この映画、大阪アジアン映画祭や輸入DVD・ブルーレイで、既にご覧になられた方がいらっしゃるかと思いますが、簡単に説明しますと、『海角七号』で台湾No.1ヒットを飛ばした映画監督、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)のライフワーク的な作品で、昨年9月に『太陽旗』と『虹の橋』の2部作で台湾劇場公開。その後、世界各地の映画祭では、2部作を約2時間半に編集したインターナショナル・バージョンが公開されました。
内容は、1930年の日本統治下の台湾・霧社にて起こった、台湾原住民のセデック族が起こした、「霧社事件」と呼ばれる抗日蜂起事件を描いたもので、一見、反日映画と思われそうですが、”抗日”を描いてるとはいえ、”反日”ではないところに注意してください。日本人に誇りを傷つけられたセデック族、そしてセデック族に同胞を惨殺され復讐に駆り立てられる日本人。憎しみの連鎖が続く中、それを断ち切るためにセデック族が取った行動は…。
「虹の橋の一族の地に、太陽の一族がやって来た。彼らは虹と太陽は一つの空にあることを忘れていた…」
台湾での公開時、劇場では上にある言葉が綴られた、監督からのメッセージが配布されていたそうです。
製作は『レッドクリフ』2部作でおなじみ、”アクションを芸術に変えた男”、ジョン・ウー
監督は、『海角七号』で台湾映画No.1ヒットメーカーとなった、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)
主人公モーナ・ルダオ役に、映画初出演にして初主演、アクションまでこなす、林慶台(リン・チンタイ)
若き日のモーナ役に、すでに一部の日本人女子の人気を射止めている、大慶(ダーチン)
他に、ビビアン・スー、安藤政信、河原さぶ、キム兄ぃこと木村祐一等が出演
美術監督は、岩井俊二監督作品やアニメ映画『借り暮らしのアリエッティ』、『イノセンス』、洋画『キル・ビルVol.1』など、ジャンルを問わない鬼才、種田陽平
日本での公開タイトル及び、2部作公開パターン等は、株式会社マクザム様よりプレス資料などが公開されました時点で、改めて紹介します。
来年春が楽しみですね。
『セデック・バレ』台湾版予告編5分バージョン
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