レポート:「片倉佳史 in 大阪」

 集いファンのみなさん、こんにちは。

 事務局長の大福です。

 去る12月8日土曜日に、大阪市立総合生涯市民学習センター 第一研修室にて、第27回の集いを実施しましたので、報告いたします。

 今回の講師は、台湾を知るには避けて通れないビッグネームの、片倉佳史さん。
 2007年以来5年ぶりの大阪での講演会。
 片倉さんは、愛息チェブくんを携えて来阪してくれました。
 参加者は何と87名。
 師走の寒さにも関わらず、場内は熱気に溢れていましたよ!

 今回は、事務局員のMZさん(マジンガーZじゃないよ!)のレポートで、感想を交えながら当日の様子をお伝えいたします。 

 

(文責:事務局員MZ)

 

 昨日、大阪で台湾の達人・片倉佳史さんの講演会に参加しました。
 流暢で聴衆を飽きさせない会話はさすがでした。
 参加させていただいてよかったです。

 なぜ、台湾人と日本人は相性が良いのか?
 以前からの私の疑問でした。
 片倉さんの解説によると・・・・・・

 台湾人の性格は大らかで明るく自然体。
 日本人は約束を守り誠実で時間に厳格。

 台湾人の方々は台湾新幹線の建設で日本人のプロフェッショナルな仕事ぶりに驚嘆したようです。
 つまり、お互いに足りない部分を補い合っているというのです。

 またなぜ、台湾人は親日家が多いのか?
 幼い頃からアニメ・ドラマを通じて日本と接しているという事実。
 また日本語世代の方々からも影響を受けています。
 日本への親近感・友情は我々日本人の意識をはるかに超えるものであるようです。
 「もはや日本と台湾は他人ではない」と言えるでしょう。


 また東北大震災で200億円以上の義援金(世界で断トツ)の頂きましたが実は、それは政府間における金額であって、宗教団体・ロータリークラブ・学校間の義援金は入っていません。それを合わせると膨大な金額に上るようです。
 また、子供たちが50元・100元という自分の小遣いを寄付してくれたという事実も見逃せません。

 困っている人を見ると放っておけない。
 その精神が根底にあります。昔の日本の代表的精神である「惻隠の情」「大和魂」「武士道」に通ずるものがあるのではないでしょうか?

 いまでも「日本精神」が息づいている台湾。
 我々、日本人は台湾を見習うべきだと思います。

 別の話ですが、最近私は日本の現状を見て、台湾人ならどう思うかとすぐ考えてしまうのです。
 昨日も大阪の街を歩きましたが、日本語世代の方々から見ると「日本は綺麗で清潔・便利もよい。でも人々が冷たい。他人には無関心に思える。我々が知っていた日本人は一体どこへ行ってしまったのだ」

 日本精神の復活を抜きにして、戦後レジュームからの脱却はありえない。

 台湾人の方々がそう語りかけているように思います。


 「日本と台湾を考える集い」、今年も多くの皆様に支えられて、無事全ての講演を終えることが出来ました。

 

 来年は、2月16日(土)午後6時15分より大阪・難波市民学習センター第1研修室にて開催します。

 どうか来年もお付き合いください。

 

 それでは皆様、良いお年を!