台湾の日本語世代が帰ってきた!『台湾アイデンティティー』

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京都シネマ 上映終了

 

第七藝術劇場(大阪・十三) 9月14日(土)~10月11日(金)まで上映
 9/14~20  14:20~16:10
 9/21~27  13:00~14:50

 9/28~10/4 16:30~18:20
 10/5~11 16:40~18:30

 

元町映画館(神戸) 10月5日(土)より
 上映スケジュール未定

映画『台湾人生』から4年…。
 台湾の日本語世代(じっちゃん、ばぁちゃん)が、日本の銀幕に帰ってきた!

 先に7月6日より公開している東京地区では、ぴあ初日満足度ランキングにおいて、『それいけアンパンマン』『忍たま乱太郎2』を抑えて堂々第4位。


 企画:”台湾の達人”と呼ばれ、第27回日本と台湾を考える集いの講師を担当された、片倉佳史さん。

 監督:『台湾人生』の監督でもあり、第3回日本と台湾を考える集いの講師を担当された、酒井充子さん。集いでは『台湾人生』の劇場公開前のバージョンである『逍遥日記』を、何と劇場公開前に上映しておりました!

 集いにも縁が深いこの二人が作った映画、『台湾アイデンティティー』が、関西では9月に十三・第七藝術劇場、京都・京都シネマ、神戸・元町映画館の3館で公開されます。

 

 東京では劇場公開後、Facebookに絶賛の声が寄せられ、『台湾人生』と同様、再び台湾に住んでいる日本語世代のみなさんへの関心が高まっています。

 

 今回スポットを当てられたのは、日本が戦争に負けたことで「日本人になれなかった」と言う人、台湾に帰れなかった人。旧ソ連に抑留されながらも、そのおかげで二二八事件に巻き込まれずに済んだと笑う人。白色テロによって父親を奪われた人。青春の8年間を監獄で過ごさねばならなかった人。「本当の民主主義とは」を子供たちに伝え続けた人の6人。

 彼らが口にする過去の体験は、修正できない歴史を背負っているが故に、重く切実です。

 

 この作品は舞台を台湾、ジャカルタ、そして横浜へ移しながら、市井の老人たちの人生に寄り添う姿勢を貫きます。

 台湾のお年寄りが今もなお日本にシンパシーを感じ続けるのはなぜか、そして祖国台湾への思いとは…。

 台湾通の方々だけでなく、東日本大震災への義援金を通じて台湾に興味を持たれた方々に、ぜひご覧頂きたい映画です。

 

 みなさん、9月公開の映画では『キャプテンハーロック』や『ウルヴァリン:SAMURAI』もいいですが、ぜひ『台湾アイデンティティー』も見たい映画に加えてください。

                       (文責:李 大福)