台湾人の心とともにある伝統芸能を知ることは、台湾認識には欠かさないものです。
歌仔戲と並んで人気が高い人形劇《布袋戲》のうち、若者に圧倒的な人気を誇る「霹靂布袋戯」(ピリ人形劇/ピリプータイシー)系列の映像を上映し、解説してもらいました。
呉塵罡氏は台湾出身。京都在住のフリーのマンガ編集者。「総合マンガ誌キッチュ」責任編集、京都嵯峨芸術大学非常勤講師、専門学校講師。1999年に来日し、2000年に日本初のマンガ学科(当時)でもある京都精華大学ストーリーマンガコースに入学、同校修士課程修了、博士後期課程満期退学(専攻は教育学)。
2015年京都市主催の台湾人向け漫画賞「京まふ漫画賞」の審査員。日本と台湾でマンガの新人発掘に尽力しながら、イベントと翻訳や出版企画など多岐にわたって活動しています。
参考)著名な霹靂布袋戯制作会社による「霹靂國際多媒體股份有限公司」による日台合同映像企画『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』の日本語サイトをご覧ください。
「集い」スタッフでもある西岡敏也氏は昭和49年生まれ、父の仕事の関係で生後すぐシンガポールへ、小学校3年生で帰国。中学校1年生で台湾高雄へ。1年半後、母の体調不良により帰国。以降、日本に滞在するも大学4年在学時に中国雲南省昆明市の雲南民族学院に語学留学。就職活動を経て三洋電機に入社後、台湾の顧客を担当し、2009年中国蘇州へ出向。2014年帰任し、現在に至る。
台湾の方が説く日本精神に衝撃を受け、会社が休みの度にその背景を探る旅を企画している。日台交流の歴史を湾生から今日の若者に至るまで考察する事により日本人が台湾に惹かれる真因を探る。
注)『湾生回家』は昨年台湾で上映され、全土で大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画。
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