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「一八九五」と「二二八」
12月12日、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)は日本人を対象に行った世論調査結果を発表しました。台湾に「親しみを感じている」と答えた人は66.5%に達し、「アジアで最も親しみを感じる国・地域」との問いには59.1%が「台湾」と回答していたことが分かりました。一方、2015年の台湾からの訪日客は368万人、2,350万人の人口の15%を占めるといいます。
このように良好な日台関係ではありますが、日本側の台湾認識は必ずしも充分とは言えない状況にあります。台湾の歴史を振り返ると常に外来勢力に蹂躙されて来た事実があり、わが日本もその責任を免れません。
次回は二二八事件発生70年を経過する時期でもありますので、それと併せて日本の領台をとりあげ、共に考えたいと企画しました。
第1部 対談・台湾映画「一八九五」について
・プロデューサー: 范健祐氏
・俳優: 貴島功一朗氏
1895年、清国は下関条約にもとづき台湾を日本に永久割譲し、日本は台湾を1945年までの50年間統治しました。本作は進駐した大日本帝国軍と対抗する台湾人を描いています。「湾生回家」「南風」をプロデュースされた范健祐氏と若き日の陸軍軍医森林太郎(森鴎外)を演じた貴島氏に映画製作を通じて議論されたことや台湾人の歴史の中にどう記憶されているのかを対談形式でお話願えたらと思います。*映画の全編をYoutubeで見ることができます(以下動画をクリック願います)。
第2部 二二八事件 台北での目撃談 立石昭三氏
事件は中国国民党とともに来台した外省人とそれまで台湾に住んでいた本省人との矛盾が暴発し全島が内乱状態に陥った歴史的な事件で、台湾人に深い傷を残しました。70年経過した今でも3万人ともされる死亡者数を含めた真相は解明されていません。
発生した1947年2月27日にほとんどの日本人は引き揚げており、目撃した人は少ないとされています。最後の引き揚げ船(1949年8月)で帰国した立石氏(1935年)に台北市内で遭遇した経験をお話してもらいます。
特別映像御紹介
2016年11月28日にご逝去されました音楽家でもある二二八事件真相探求家・阮美妹さんが「集い」のために非公開で語られた大変貴重な映像をご紹介致します。お見逃し無く!
開催日程等
開催日程:2016年2月11日(土)
開始時刻:13:00〜16:30(12:30受付開始)
参加費: 1,000円(税込み)
定員: 50名(先着順)
主催: 日本と台湾を考える集い事務局
e-mail: t.forum.kansai@gmail.com facebook: 日本と台湾を考える集い
開催場所
名称:大阪市立難波市民学習センター 第1研修室
住所:〒556-0017 大阪府大阪市浪速区湊町1丁目1−4−1
OCATビル4階
最寄り駅:
地下鉄:御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば」駅下車
JR: JR難波 駅上
私鉄: 近鉄・阪神「大阪難波」駅、南海「難波」駅
市バス:JR難波駅前 下車すぐ
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