今の世の中 〜台湾と米中日〜
東アジア情勢の緊張の度合いが増しております。北朝鮮という火種を中国、韓国、アメリカ、そして日本が如何に国際関係のバランスを取り最悪の事態を回避するか。戦後50年、国際的な緊張に巻き込まれる事の無かった日本は愛国と民主主義の理解を誤り、有事の振る舞いを知らず、或は、忘れ、来るべき日が来る迄メディアから日々流されるバラエティー番組を見ているのかもしれません。
一方、台湾は長年の国民党の支配から漸く抜け出し、若者の心には新しいアイデンティティ、「台湾人」の芽が育ちつつあります。長年の中華人民共和国との対立の中で磨かれ育まれ、そして発芽したその魂はこの東アジア混迷の時代を生き抜く羅針盤をしっかりと握りしめている事でしょう。
日台交流がますます深化して行く中、我々は果たしてそんな台湾人と「対等」に国際社会を生き抜けるのか?今回の講演でその為のヒントをつかんで頂ければ幸いです。
講師ご紹介
伊原 吉之助先生(帝塚山大學名譽教授・21世紀日本アジア協会会長)
* 以下「21世紀日本アジア協会」ホームページより抜粋
昭和5 (1930)年 3月17日、大阪府堺市生れ。昭和22(1947)年、旧制大阪府立堺中學卒業後、弱電技師を目指して大阪市立都島工專電氣科(大阪市大工學部の前身)に學び、電氣より人間に興味ありと悟つて哲學青年になる。讀書を通じ、河合榮治郎の理想主義に傾倒。社會について學ぶため、昭和25(1950)年、新制神戸大學經濟學部に入學、昭和 34(1959)年に同大學院經濟學研究科(博士課程)修了。學位=經濟學修士。專攻=社會思想史 (歐米・日本・中国) 。
その後、專攻は「現代史」→「文明史」へ展開 大學院在学中から數年に亙り、阪大醫學部附属病院附属看護學校で教へた「社會學」は、實に幅廣い勉強をすることが出來た。「性格形成論」から「日本語の特質」まで講義したのだから。大學院終了後、西本願寺が經營する龍谷大學に就職(新設の經濟學部講師)。昭和39(1964)年に帝塚山大學教養學部助教授。昭和46(1971)年に同教授。平成12(2000)年 3月定年退職 (帝塚山大學名譽教授) その間、昭和49(1974)年に台灣の國立政治大學國際關係研究所に留學し、江青の傳記資料調査 (『帝塚山大學論集』に「江青評傳稿」を連載) と、中國や東南アジア 諸國の國民形成の比較研究に從ふ。昭和56(1981)年、在香港日本國總領事館で特別研究員として中國を觀察。米・ソ・中・香港・台灣・東南アジア諸國に度々調査旅行。
定年退職後、日本・中國・台灣・歐米を文明史の觀點から見直し中 (現役時代より猛勉中!)著作、論文・評論に極めて多数。とりわけ『台灣の政治改革年表・覺書』 (帝塚山大學教養學部紀要)は1943年以降現在まで精緻な分析の集大成として台湾側からも活用される貴重な資料となっている。趣味は神戸大學グリークラブ等に参加、モットーは「唇に歌を、心に太陽を」
開催日程等
開催日程:2018年2月10日(土)
開始時刻:13:00〜16:40(12:30受付開始)
参加費: 1,000円
定員: 50名(先着順)
主催: 日本と台湾を考える集い事務局
e-mail: t.forum.kansai@gmail.com facebook: 日本と台湾を考える集い
講演会後に講師を交えた懇親会も予定しております(先着24名)詳しくは以下のコクチーズページで!
当日の講演テーマ
〜今の世の中、台湾と米中日〜
日台の交流が各方面に幅広く深化している今、改めて考えます
講師 伊原吉之助氏
開催場所
名称:大阪市立難波市民学習センター 第1研修室
住所:〒556-0017 大阪府大阪市浪速区湊町1丁目1−4−1
OCATビル4階
最寄り駅:
地下鉄:御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば」駅下車
JR: JR難波 駅上
私鉄: 近鉄・阪神「大阪難波」駅、南海「難波」駅
市バス:JR難波駅前 下車すぐ
参加申込みは↑
主催:日本と台湾を考える集い事務局
https://tsudoi-jptw.jimdo.com/
日本と台湾を考える集いは日台の相互理解の促進をめざし、関西を中心に活動をしている場です。
日台の歴史・政治・文化等幅広い課題を取り上げ、学びの場として集いを開催しています。
連絡先:080-1403-3578(近藤)
集いでは運営のお手伝いをしてくださるスタッフを募っております。
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