20180728 林雅行映画監督講演会を開催しました

2つの湾生の物語

 

 7月28(土)大阪OCATビルにおいて、台湾協会主催で平成30年度大阪での懇親会と講演会を開催致され、私ども日本と台湾を考える集いも協力団体として参加致しました。午前11時半からの懇親会には会員、非会員合わせて24人が参加し、森田理事長の挨拶の後、近藤が参加者全員を紹介、昼食後、日本統治時代の街並みと住人の名前が記載された詳細な台北地図などが披露され、湾生の参加者は当時の思い出に浸り、またその他の参加者も当時の台北に思いを寄せることで交流の輪が広がりました。

 

 続いて会場を同ビル4階の難波市民学習センター講堂に移し、午後2時から54人が参加して講演会を開催。

「2つの湾生の物語」と題した講演(講演記録は第2面に記載)では、講師の林雅行監督が、これまでの台湾人を主人公としたドキュメンタリー映画の製作過程で知り合った台湾生まれの日本人『湾生』の人生を描いた新作、「心の故郷」と「湾生いきものがたり」の製作にかけた思いを語って頂きました。

 

 湾生を主人公とし、沖縄戦、被爆者、空襲被災者と戦争を行きた日本人を描く事により、湾生の人生と向き合いました。綿密な取材力により収集された個々人の体験は貴重な歴史資料の体を成し、中々語られることのない話に参加者は聞き入りました。