「90歳湾生が伝える日本敗戦前後の台湾の政治情勢」
講師:湾生 上野 正和 氏
【概 要】
カイロ宣言(1942年米英中)以降日本が敗戦に向かうなか、台湾で生まれ少年時代を台湾で過ごし、敗戦後の昭和21年4月に田辺港に引揚げた体験をふまえて、敗戦前後の台湾における政治状況及び引揚実態を具体的にお話ししていただきます。当事者でしか語り得ない貴重な機会です。
【講師紹介】
昭和8(1933)年台北州新荘郡新荘街にて生まれる。
父親は昭和2年に警察官として板橋で勤務し、霧社事件(昭和5年)にもかかわった。昭和12年に父親は酒・煙草・樟脳・塩等を商う共同商事嘉義支店に転職。後に台北大稲程永楽町で商売を始め、樺山小学校近くに転居した。
昭和20(1945)年樺山小学校卒(33期生)同年台北第三中に入学。5月の台北大空襲では家の近くの樺山小学校に6発着弾し、防空壕で恐怖の体験をする。
戦後は昭和21年3月基隆港を出発し4月和歌山県田辺港に引き揚げた。その後兵庫県加古川市に定住し姫路東高校、大阪学芸大(現・大阪教育大)に進学。卒業後は大阪府南河内地区小中学校で教鞭を執る。在職中から小中学生の陸上競技指導と地域スポーツ振興に寄与。
樺山小同窓会 33期会「がじゅまる会」幹事。
趣味は石器収集、旧街道巡り。
台北大空襲(昭和20年5月31日) 『米機襲来』(前衛出版 甘記豪著より引用)
【日 時】
令和6年04月27日(土)
13時30分 開始
(受付は13時00分より)
16時30分 終了
【会 場】
難波市民学習センター 第三研修室
(電話:06‐6643‐7010)
大阪市浪速区湊町1丁目4-1 OCATビル4階
(地下鉄なんば駅・JR難波駅 下車すぐ)
【会 費】 1,000円(当日会場払い)
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