· 

2024年6月22日 第75回 「日本と台湾を考える集い」を開催しました。


「退職後は台南と共に!」



講師:天野 朝夫 氏

【概  要】

天野さんは、 終戦直後の1946年、奈良の帯解でお生まれになられました。

 

湾生では無かった天野さんですが、家族の物語を通じて日本と台湾の深い歴史的つながりと個人の体験がどのように形作られたのかをお話ししていただきます。

 

天野さんのご家族は戦前、戦中、そして戦後の台湾で重要な役割を果たしてきました。

 

父方の祖父である天野久吉さんは、台南で日本料亭「鶯」を創業し、政財界の多くの人物に利用され、「裏の意思決定の場」として知られていました。戦後も「鴬」は台南市の歴史的建物「鶯料理」として再建、保存され一般公開されています。

 

一方、母方の祖父である住吉秀松さんは、鹿島組の幹部として台湾に渡り、多くのインフラプロジェクトに従事した後、独立して住吉組を設立し、日月潭発電所ダムや烏山頭ダムなどの重要な工事を手掛けました。また、台南市で消防組を立ち上げ、「台南市消防の父」として記憶されています。

 

天野さんは、家族の歴史を通じて台湾との深い関わりを持ち続けられてきました。還暦を過ぎてからは、毎年台南にロングステイされ、台南を第二の故郷と感じるようになられています。

 

今回の講演では、ご家族の歴史や台湾とのつながり、そして天野さん自身がどのように台湾と深く関わるようになったのか、そして、次世代にこの豊かな歴史と文化を引き継いでいくことの大切さをお話しして頂きます。

 

 

【講師紹介】

 

 終戦直後の1946年、奈良の帯解で生まれる

 現在、大阪府高槻市在住

 

 日本台南友好の集い 代表

 

 

 

日本統治時代の鶯料理

【日 時】 
令和6年06月22日(土)
13時30分 開始
(受付は13時00分より)
16時30分 終了

【会 場】 
難波市民学習センター 第1研修室
(電話:06‐6643‐7010)

大阪市浪速区湊町1丁目4-1 OCATビル4階

(地下鉄なんば駅・JR難波駅 下車すぐ)

 

【会 費】 1,000円(当日会場払い)