ドキュメンタリー映画「中村地平」上映会
映画上映後、小松監督の次回作品についての案内を行いました。
そして、映画の感想などを参加者の皆さんからお聞きしました。
台北市青田街に佇む1軒の、約100年前の日向建築。宮崎県日向市出身の三尾良次郎(1894−1978・台北高等学校教授 ~ 初代日向市長 ~ 歴史学者)の家が今も残る。激動の時代、歴史に残る教え子たちや日向市誕生時に残した足跡を追う。2026年公開予定。
監督・小松孝英 撮影・ワタナベカズヒコ
脚本・西村賢(第20代日向市長)
田丸真美/張芳庭/黄智慧/林磐聳/陳雲/前平誠一郎
水崎晧平/西村光平/神田浩一/渡辺康晃/渡辺一弘/長友大輔
音楽・小松梨奈/ヤマカミヒトミ
題字・黒木弥生
協力・三尾家/和合青田
©️日州ドキュメンタリー映画制作実行委委員会
©️Nishu Productions
制作に協力していただける日向市の団体、企業、個人を募集しています。
脚本・監督 小松 孝英
宮崎が生んだ小説家・中村地平の軌跡
宮崎県宮崎市出身の小説家、中村地平をご存じですか?
中村地平は、明治41年に宮崎の商家に生まれ、若い頃から文学に熱意を注ぎました。旧制宮崎中学校時代、佐藤春夫の作品に魅了され、台湾へ渡り旧制台北高等学校に進学。そこで塩月桃甫と親交を深め、文芸誌で創作活動を行いました。東京帝国大学進学後は、太宰治や井伏鱒二に師事し、台湾を舞台にした小説「熱帯柳の種子」で文壇にデビューしました。
その後、「北の太宰、南の地平」と言われ芥川賞候補にもなり、南方文学を提唱する著名作家となった中村地平。しかし、戦時体制下で従軍作家として派遣されたシンガポールでの出来事を機に、中村地平の人生は大きく変わります。
戦後、なぜ中村地平は中央の文壇から離れ、地元宮崎の戦後復興に力を注ぐようになったのか。その人生の転機を描くドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
宮崎の歴史と文学、そして地方創生への想いが詰まった中村地平の物語を、この機会にぜひご覧ください。
当日の、小松監督の参加は無くなりました。
脚本・監督
小松 孝英(こまつ たかひで)
1979~
宮崎県出身の美術家。
2019年に身近な近代史を再考する日州ドキュメンタリーを立ち上げる。2021年公開の塩月桃甫ドキュメンタリー映画の立案、脚本.監督を務め再評価に導いた。
【日 時】
令和6年12月7日(土)
13時30分 開始
(受付は13時00分より)
16時30分 終了
【会 場】
難波市民学習センター 第1研修室
(電話:06‐6643‐7010)
大阪市浪速区湊町1丁目4-1 OCATビル 4階
(地下鉄なんば駅・JR難波駅 下車すぐ)
参加費:1,000円
(会場でお支払いください。
お釣りの必要が無い様に予めご準備をお願いします。)
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